不安な日々が続いておりましたが、春の訪れが来ると
本能的なものなのかどうかわかりませんが、ほっとします。
ああ、春はちゃんと巡るんだな、と。
稲荷神社のほうも、綺麗に咲いております。
大黒の手水舎の所にも桜が・・・
塊ごと桜が浮いておりました。
記事一覧
春は訪れ・・・
寶金剛寺での打ち合わせ
茂原周辺~東頭山 行元寺
先日23日、千葉の茂原のほうまで行ってまいりました。
二時間ほどの電車の旅。
その後、地元の友人に車で迎えに来てもらい色々な場所を巡りました。
あおあおとした空と田園風景が美しい。
ぽつりと小さな木が立っている印象的な場所。
奥のほうに進むと…
こんな場所にたどり着きました。
これ以上奥には進めなさそうなので引き返す。
暫くして、東頭山 行元寺のほうへ。
現在は工事中で本堂は隠れてしまってました。
このお寺さんは幻の名工「高松又八」の彫刻建築で
日本で唯一、ここにしか残っていないそうです。
(その他の彫刻は全て戦火で失われた)
このお寺さんに残っている「波に宝珠」は
葛飾北斎「神奈川沖浪裏」の元になったと言われているそうです。
波を立体的に表現した美しい彫刻は本当に見事で
当時の人々を驚かせたそうな。
中は残念ながら撮影禁止なのですが
どれも宝石で塗られており、数百年たった今でも色鮮やかに
息づいております。
工事中で彫刻が外された状態で、住職さんに特別に間近で
見せていただいたのですが、本当に細かくて素晴らしかった。
普通では見えない、聖獣の牙の描写などもよく見えました。
その後、また付近を散策。
真っ直ぐに伸びる木々。
近くにこのような場所が…
中には小さな社が。
また別の場所、広大な田んぼの奥に…
その昔、御神輿を保管していた場所のようです。
ここだけ忘れられた空間という感じがしますね…。
日が沈む…今日は本当に綺麗な空だった。
柳森神社~神田川猫探索~
友人が民族音楽系のアルバムが豊富に置いてある場所と
猫スポットを紹介してくれるとのことで
秋葉原、神田川付近を散策して参りました。
まずは最初に、アルバムを探しにCDショップへ。
僕が普段聞くのは、姫神のような
日本の風土、伝統に根ざした音楽なのですが
なかなかまとめて置いている場所が少なく、特に20年ほど昔のものになると
事実上の廃盤になっていて新品での入手が絶望的なのですが・・・
今回教えてもらった店で、廃盤であるはずのCDを新品で入手することが
できました。
今回入手したのは、姫神「海道」(1985年)。
美しい日本的な旋律、ダイナミックだがどこか寂を感じさせるパーカッション。
まさに、日本の風土を全身で感じる事の出来るアルバムではないだろうか。
僕が買ったのは恐らく廃盤になっている93年の再販版ですが
昨年、HQリマスター版が出たので是非聞いてもらいたい。
さて、話がそれてしまいましたが
その後、柳森神社へ参りました。
狸と狐が鎮座している、ちょっと珍しい場所。
入り口付近から境内内を望むと
猫がなんともよさそうな場所で寛いでおりました。
拝殿、手前にあるのは御衣黄桜とおもわれる。
親子の狐、なんとも愛らしい。
境内社の福寿社は5代将軍綱吉の母・桂昌院が信仰していた
福寿神(狸)の像を祀っており
狸に「他抜き=他に抜きんでる」という意味をかけて
立身出世や勝負事、金運向上の利益があるとして
信仰を集めていたそうです。
力石。
若者達が力試しに使っていたそうです。
足元に目をやると、猫が寛いでいます。
さてその後、猫がいるという喫茶店に行きました。
看板猫のチャー君。
ここが特等席だそうです。
しかしやる気がなさそう。
ママさん(お店の人)にお願いして抱っこもしてもらったんですが
やる気なさそうに自分の特等席に帰って行きました。
貴方は寝るのが仕事なのですね。
爪が引っかかってとれにゃい・・・。
何見てるんだ。
寳金剛寺
先日、寳金剛寺さんのほうへ参りました。
こちらの住職さんとは、以前からお世話になっており
僕も、寳金剛寺さんのホームページ管理のほうを手伝わせていただいております。
電車に乗って二時間の旅。
海の香りが漂う国府津に到着しました。
小田原や箱根が近い場所です。
山沿いの道を辿って行くと、墓地にたどり着きました。
潮風を浴びながら、静かに眠る。
良い場所ですね・・・。
どうぞ安らかに。お邪魔してすみません。
ここで景色を眺めながら一休み。
駅の近くは工事中で、迷いながら行き当たりばったりに歩いていたもので
少々迷ってしまい、住職の方に迎えに来ていただきました。
お恥ずかしい限りです・・・ありがとうございます。
境内は新緑に囲まれていてとても居心地のよい場所でした。
こちらが本堂。
寳金剛寺は、天長6年(829年)、杲隣大徳により地青寺として
創建された歴史のある場所。
平安時代後期に醍醐寺の僧一海が中興
後奈良天皇の勅命により、弘治元年(1555年)
現代の寺名に改められたそうです。
手水舎の脇に面白い彫刻が。
住職さんのお話によると、大工さんが近くの木を使って彫ったそうです。
パソコンについて色々お手伝いをした後
こちらでお茶とお菓子をご馳走になりました。
お茶を啜りながら、庭を眺める。
なんて素晴らしいひと時なのだろう・・・。
一服した後、本堂のほうへ。
本尊、地蔵菩薩にご対面致しました。
この後、普段は公開されてない国、県の重要文化財である
「大日如来坐像」、「不動明王」を特別に見せていただきました。
大日如来は平安後期、銅像の大日如来としては最古のもの(推定)。
慈悲に溢れ、優しい表情でした。
童子を連れた不動明王は鎌倉時代。
憤怒相の貫禄は今になってもはっきりと伝わります。
数百年もの長い時を経てこれらの像とご対面できるなんて・・・
感動のあまり言葉を失い、涙が出そうでした。
素晴らしい機会を、本当にありがとうございます。
寳金剛寺はこちらから。
文化財もこちらからご覧になれます。
http://www.hohkongohji.jp/
小江戸・喜多院
少々間が開いてしまいましたが
ゴールデンウィークは良い天気でしたね。
二日、お墓参りに行った後
川越大師、喜多院に行ってまいりました。
今回は、この「どろぼう橋」から境地内へ入りました。
ここから泥棒が喜多院に逃げ込み、その後寺男に捕らえられ
改心し善人になったと言われているそうです。
どろぼう橋を渡りそのまま進むと慈恵堂のある場所に出ました。
厄除け大師として有名な慈恵大師良源(元三大師)が
祀られている、喜多院の本堂です。
ゴールデンウィーク中というだけあって参拝客も多く見られました。
江戸初期の特徴が現れている、多宝塔。
この時期の喜多院では、「喜多院宝物展」が開催されておりました。
徳川家光誕生の間など、貴重な文化財が見れますが
中は撮影禁止でした。
縁側から、のんびりと庭を眺める。
天気もよく、このまま眠ってしまいそうでした・・・。
展示スペースではオカリナ奏者、宗次郎さんの曲「大黄河」が流されており
実に安らげる空間でありました。
その後、喜多院のみならず川越の名所でもある「五百羅漢」へ。
五百三十八体もの羅漢像がずっしりと並んでおり
一つとして同じ表情はなく
笑ったり泣いたり怒ったり、読書をしたり内緒話をしたり・・・と
実にユーモラスで見ていて和みます。
良く見ると所々にお賽銭が・・・。
お恵みを・・・
ほれ、どうじゃ。
龍を抱いている羅漢。
頭のてっぺんにちょこんと。
貫禄のある龍。
このときは何故か、大量のお賽銭がありました。
駅への帰り道の途中で。
鬼子母神
先日、お花見に行って参りました。
天気はあまり芳しくありませんでしたが
お花見をする人で賑わっていました。
公園を通った後、通称「赤ちゃん寺」と呼ばれている正受寺へ。
ここには昔から何度か足を運んでいるのですが
現在は改装中のようで、見れる場所が制限されてました。
参道入ってすぐの所に、お地蔵さん。
手水舎の向こうを良く見ると・・・
猫がおりました。
その後、都電荒川線に乗って鬼子母神前へ。
駅からケヤキの道を辿っていくと見えてきます。
鬼子母神といえば「すすきみみずく」ということで
鬼子母神の境内やその周辺にはみみずくの像や
みみずくのロゴを使ったお店があります。
本堂の横にひっそりと佇む鬼子母神像。
鬼子母神といえば元は人の子を喰らう邪神でしたが
お釈迦様によって改心し、安産、子育の神として誓いを立てたそうな。
この像から、すすきみみずくの伝説が生まれたのかもしれない。
33mの巨大な大公孫樹。
樹齢700年の天然記念物です。
武芳稲荷堂への入り口。
右手には都内最古の駄菓子屋があります。
お稲荷様。
足元にいるのは子狐でしょうか?
寒中桜
ちぎり絵
先日、ちぎり絵の展示を見に行って参りました。
Twitterのほうで偶然、会長の方に声をかけていただき
足を運ぶ形となりました。
実の所、ちぎり絵というものをあまりよく知らなかったのですが
日本画のような、自然で美しい色合いで驚きました。
僕も少々教えていただきながら作ってみました。
和紙をちぎって貼るのですが、そのちぎった時のずれをうまく調整して
貼っていくような形。
これがなかなか面白い。
今回展示している方々に僕の作品も見てもらったのですが
意外とちぎり絵の世界と共通している部分が多い事を知りました。
「この絵とかちぎり絵にできそうですね」と。
僕もちぎり絵で作品を作ってみたいとおもうようになりました。
本当に、貴重な体験となりました。
きつねの絵をちぎり絵で作ってみては、と
黄色系をはじめとした和紙も何枚かいただきました。
お声をかけてくださった会長様、お話してくださった娘様
本当にありがとうございました。
折角なので展示が開催された傳通院も散策してみる事に。
千姫を始めとした、徳川家由縁の御廟所が
数多く建っています。
徳川家の将軍や、その歴史の影で苦しんできた女達が
この地に眠っている。
静寂の中で吹き抜ける風は歴史への浪漫と共に哀愁も漂う。
もう春はすぐそこ・・・。
皇居散策
先日、神保町に行ってまいりました。
本探しのつもりでしたが、皇居東御苑の散策がメインに。
駅からずっと南へ向かうと、橋が見えてきました。
入り口付近。
烏が何かを啄ばんでいます。
見事な石崖。
師走ですが、紅葉もまだ綺麗でした。
天守台(天守閣跡)。
一六五七年に焼失した後、再建されることはなかったという。
石室。
非常時には調度品を納めていたのだろう。
少し疲れたのでこのあたりで
姫神の「朽葉の道」を聞きながら休憩。
日本の民族音楽と一緒に、日本の景色を楽しむ。
なんて贅沢。
横に長い百人番所。
この中に百人、警備をしていたのだろう。
池に映りこむ紅葉が美しい。
閉園間際、最後に夕日を見た。
なんて美しい。
この後、書店を散策。
もうすでに夕方になっていたので
ほとんど閉まってましたが…。
しかし、とても素敵なものが手に入りました。
『誰も知らない手塚治虫』という本。
なんと、W3のボッコ隊長の絵入りサインが書かれているものが
ありました…!!
この本自体は買う予定はなかったのですが
サイン入りと知って即購入。
日付が今年なので手塚先生が描いたものでは
なさそうですが(恐らく先生の関係者?)
それでも嬉しかった!
やっぱり先生の動物キャラは萌ゆる。
ボッコ隊長可愛いよ…はぁはぁ。
鳥獣戯画の図録といい、ここ最近
いいもの入手できて嬉しいです。
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