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北国に惹かれ

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北国の 開湯伝説 きつねかな―



北国でとある農民が、作物にいたずらをするきつねを追いかけたところ
温泉が見つかったという。
そのお話を題材にして描いてみました。

今、日本東北の伝統を絵にしていきたいとおもっています。

東北民族の魂を音楽に込めてきた「姫神」の曲を聞いているうちに
次第に北の地へと惹かれるようになり
今は岩手県の『遠野物語』というものを読んでいます。

遠野には語りつくせないほどのたくさんの不思議があります。
その遠野にまつわる民話をまとめたものが、『遠野物語』です。
この『遠野物語』、今年で百周年になるそうな。

姫神1982年の2ndアルバムにも「遠野」というのがあります。
遠野の自然を青々しく、そしておっかなく表現した名盤です。

サムト、河童などのおっかない妖怪たちも
日本の美しい自然に対する信仰と敬意だとおもいます。



例えば、自然に対する畏れと敬意の現れとして
古代日本人にとって、雷は恐れおののく存在です。
それと同時に恵みを齎す存在でもあります。
稲妻(いなずま)と漢字で書きますが
この稲という漢字は雷が落ちると稲などの作物がよく育つことから
由来してると言われております。

わたし達も、美しい日本の自然に対して
もっと敬意を示すべきではないでしょうか。

神社の参拝方法

少々、間が空いてしまいましたが
2010年最初の日記になります。
喪中につき新年の祝いはできませんが
今年もひっそりとやっていくのでどうぞ宜しくお願いします。

年末は風邪を拗らせてしまい色々と大変でした…。
高熱が酷かったのでインフルエンザという疑惑もかけられたのですが
一日寝たら治ってしまったのでどうやら違ったみたいでよかったです。

さて、今回は神社参拝の作法についてまとめてみました。

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ちょいと見づらいかもしれませんが、きつねさんで解説します。
絵を見ながら参考にしてくださると幸いです。

まずは鳥居をくぐる前に軽く会釈(一礼)をします。
参道では真ん中は神様が通る道「正中」とされているので
端を通るようにします。

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次に手水(ちょうず)の作法です。
水で穢れ(けがれ)を洗い流し、心身を清めます。
元来は自然の湧き水を用いて身を清めたとされますが
今ではなかなか難しい事なので、手水舎を利用します。

一、水盤の前で軽く会釈をします。
二、右手で柄杓を汲み、左手を清めます。
三、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。
四、再び右手に持ち替えて、左手に水を受け口を漱ぎます。
五、口をつけた左手を清めます。
六、柄杓を立てて柄(持つところ)を清めます。

口を漱ぐ際、柄杓に直接口をつけるのは止めましょう。
漱ぐといっても、土の上でないとなかなかやりづらいとおもいますので
軽く口を濡らす感じでよいと僕はおもいます。

手水舎は龍が多いですが、場所によって様々です。
以前日記にあげた、大黒様の手水舎のように珍しいものもあるので
色々な場所を散策してみるのも面白いかと存じます。

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拝礼の手法です。
一、お賽銭を入れます。投げ入れてはいけません。
二、鈴を鳴らします。
三、九十度腰を折り、二礼をします。
四、両手を合わせます。この時、右手を少し手前に引きます。
五、二回拍手(かしわで)を打ちます。
六、最後に一礼をします。

鈴を鳴らすという行為は
神様をお招きするという意図があるようです。

ここで説明した、二拝二拍手一拝が一般的な作法ですが
出雲大社、宇佐神宮のように例外もあるようです。
(二拍手ではなく、四拍手)

つたない説明ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
軽くメモな感じで描くつもりが大分時間かかってしまいました。
説明絵って難しい…。

因みにこのきつねさん、僕のお気に入りです。
特にお腹の白い部分。
もふもふ。

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