先日23日、千葉の茂原のほうまで行ってまいりました。
二時間ほどの電車の旅。
その後、地元の友人に車で迎えに来てもらい色々な場所を巡りました。
あおあおとした空と田園風景が美しい。
ぽつりと小さな木が立っている印象的な場所。
奥のほうに進むと…
こんな場所にたどり着きました。
これ以上奥には進めなさそうなので引き返す。
暫くして、東頭山 行元寺のほうへ。
現在は工事中で本堂は隠れてしまってました。
このお寺さんは幻の名工「高松又八」の彫刻建築で
日本で唯一、ここにしか残っていないそうです。
(その他の彫刻は全て戦火で失われた)
このお寺さんに残っている「波に宝珠」は
葛飾北斎「神奈川沖浪裏」の元になったと言われているそうです。
波を立体的に表現した美しい彫刻は本当に見事で
当時の人々を驚かせたそうな。
中は残念ながら撮影禁止なのですが
どれも宝石で塗られており、数百年たった今でも色鮮やかに
息づいております。
工事中で彫刻が外された状態で、住職さんに特別に間近で
見せていただいたのですが、本当に細かくて素晴らしかった。
普通では見えない、聖獣の牙の描写などもよく見えました。
その後、また付近を散策。
真っ直ぐに伸びる木々。
近くにこのような場所が…
中には小さな社が。
また別の場所、広大な田んぼの奥に…
その昔、御神輿を保管していた場所のようです。
ここだけ忘れられた空間という感じがしますね…。
日が沈む…今日は本当に綺麗な空だった。
RYO - 2010/12/30 (木) 00:16 Edit
綺麗ですねえ!
先人が自然に対する信仰と敬意をもったわけの一つを垣間見たような気分です。
この原風景こそ精神のゆりかごだったんだろうなあ。
それもとても高級な、最も優しいゆりかご。
言葉にするとなんだか野暮ったいですけど・・!