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立夏

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新橋まで、歌舞伎を見に行って参りました。
夜の部で演目は「籠釣瓶花街酔醒」と長唄「あやめ浴衣」。

籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)は全八幕の長い作品ですが
今日演じられているのは5、6、8幕のみ。
しかし今回は明治以降途絶えていた部分が復活し、序幕からの公演。



見所は八ツ橋が登場する花魁道中、大勢関係者の中での突然の縁切りと、
大詰めで妖刀「籠釣瓶」の切れ味に憑かれて豹変する主人公の次郎左衛門。

ネタバレになるのであまり多くは語れませんが
本当に悲劇的で儚い展開。

とはいえ花魁道中で八ツ橋に惚れる次郎左衛門のリアクションとか
笑いをさそうような場面も結構あって面白い。
最後の場面は見事でしたね。

長唄「あやめ浴衣」は初夏を彩る華やかな演目。
三味線と艶やかな舞が魅せてくれます。