いつもの稲荷神社で参拝の時、飛び出してきた猫。
しきりにこちらを確認しながら、水を飲んでいます。
猫って、ものすごい体傾けてこちらを凝視してきますよね。
何もそこまで見なくても・・・とつい微笑んでしまいます。
本日のおまけ。
なぜそんなところにくっついているんだい・・・。
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ちぎり絵
先日、ちぎり絵の展示を見に行って参りました。
Twitterのほうで偶然、会長の方に声をかけていただき
足を運ぶ形となりました。
実の所、ちぎり絵というものをあまりよく知らなかったのですが
日本画のような、自然で美しい色合いで驚きました。
僕も少々教えていただきながら作ってみました。
和紙をちぎって貼るのですが、そのちぎった時のずれをうまく調整して
貼っていくような形。
これがなかなか面白い。
今回展示している方々に僕の作品も見てもらったのですが
意外とちぎり絵の世界と共通している部分が多い事を知りました。
「この絵とかちぎり絵にできそうですね」と。
僕もちぎり絵で作品を作ってみたいとおもうようになりました。
本当に、貴重な体験となりました。
きつねの絵をちぎり絵で作ってみては、と
黄色系をはじめとした和紙も何枚かいただきました。
お声をかけてくださった会長様、お話してくださった娘様
本当にありがとうございました。
折角なので展示が開催された傳通院も散策してみる事に。
千姫を始めとした、徳川家由縁の御廟所が
数多く建っています。
徳川家の将軍や、その歴史の影で苦しんできた女達が
この地に眠っている。
静寂の中で吹き抜ける風は歴史への浪漫と共に哀愁も漂う。
もう春はすぐそこ・・・。
バースデーケーキ
尊い日
「きつねの親子」
動物の親子とは、人間以上に純粋で愛情深いものだ。
愛情をもって優しく接するだけではなく、別れのときが近づくと
子供をこれでもかというほど痛めつける。
しかしそれは、本当に我が子を想う気持ちがあってこそ
可能な行為である。
三月十四日でこのサイトも四周年。
そして僕自身も誕生日を迎えました。
特に何かするわけでもなく、静かにすごしました。
お墓参りにも、行きました。
このサイトも、特に目立った事とかしているわけでもなく
ただ人知れずにひっそりと存在しています。
更新もなかなかできず、ブログを書くのがやっとです。
一日に数アクセスあればよいというぐらい、忘れられた場所です。
僕自身も、僕の絵も、この時代には受け入れられないかもしれない。
だけど、描く事はやめない。
絵を描く事は、伝えたいという気持ちもありますが
自分の生きた証を刻むものだとおもいます。
今まで生きてきて、感じたものをおもいのままに表現できる場所・・・。
僕自身にとって絵は、この時代での唯一の生きがいでした。
僕はずっと孤独を背負いながら生きてきました。
今も孤独と不安で辛いです。死にそうです。
だからこそ、こういう絵が描けるのだとおもいます・・・。
長谷川等伯 特別展
東京国立博物館にて開催されている
長谷川等伯 没後四〇〇年特別展に行って参りました。
狩野永徳も脅かし、豊臣秀吉を唸らせた天下一の絵師。
その数々の作品にはただ圧倒されるばかり。
仏画、肖像画、山水花鳥画と
素晴らしい作品の数々をあげるとキリがないのですが
中でも印象的だったのが重要文化財「仏涅槃図」
そして水墨画の最高峰とされる国宝「松林図屏風」。
「仏涅槃図」は縦10メートルもありとにかく巨大。
弟子達だけでなく、動物達も悲しんでいるのが印象的。
跡継ぎになるはずだった息子、後ろ盾であった秀吉の死後に描かれたもので
一種の悟り絵でもある。
右下のほうには「雪舟五代目長谷川等伯」と記されており
等伯自身の結束の意志が伺える。
そして、この絵の裏には日蓮聖人以下の諸祖師
本法寺開山の日親上人以下歴代住職
祖父母、養父母、先立った息子の供養銘が
記されているとのこと。
篤い信仰心と一族への想いが生んだ奇跡の作品といえる。
この素晴らしさは巨大な実物を目のあたりにしないと
伝わらないとおもう。
「松林図屏風」は水墨画の最高傑作といわれるだけあり
侘びの境地を見事表現している。
一見すると静寂に包まれた世界であるが
近くで見ると筆は荒く勢いがあり
松林は一定のリズム感があるからか、どこか踊っているようにも
見えてくる。
誰のために描いたのか、何のために描いたのか未だ不明だというが
等伯自身の心象を描いたものであると感じられる。
この幽玄の世界を見てると「まほろば」という言葉が浮かぶ・・・。
この子私にくださいな
久々にオリジナル以外のものを描いてみる。
ジブリ作品の自然描写が目標のひとつ。
最近「和楽器でジブリ!!」というアレンジCDを入手しました。
すぐ在庫切れになるのですがようやく・・・。
ジブリ音楽それぞれの世界観はそのままに
時に微笑ましく、時に美しい
より日本的に洗練された演奏に高い精神性を感じます。
小さな咆哮
卒業制作
学校の卒業制作で色々と多忙な日々でしたが
やっと無事に展示まで終わりました。
「慈悲」をテーマに、過去の作品も含め何点かを展示。
それぞれの作品のキャプションには自分の考える慈悲というものを
真剣に書いてます。
しかし、こういう展示だとなかなか読んでもらえる事も少ないので
難しいところです・・・。
サイトのFlash化と同時にこれらの作品も連載する予定です。
北国に惹かれ
北国の 開湯伝説 きつねかな―
北国でとある農民が、作物にいたずらをするきつねを追いかけたところ
温泉が見つかったという。
そのお話を題材にして描いてみました。
今、日本東北の伝統を絵にしていきたいとおもっています。
東北民族の魂を音楽に込めてきた「姫神」の曲を聞いているうちに
次第に北の地へと惹かれるようになり
今は岩手県の『遠野物語』というものを読んでいます。
遠野には語りつくせないほどのたくさんの不思議があります。
その遠野にまつわる民話をまとめたものが、『遠野物語』です。
この『遠野物語』、今年で百周年になるそうな。
姫神1982年の2ndアルバムにも「遠野」というのがあります。
遠野の自然を青々しく、そしておっかなく表現した名盤です。
サムト、河童などのおっかない妖怪たちも
日本の美しい自然に対する信仰と敬意だとおもいます。
例えば、自然に対する畏れと敬意の現れとして
古代日本人にとって、雷は恐れおののく存在です。
それと同時に恵みを齎す存在でもあります。
稲妻(いなずま)と漢字で書きますが
この稲という漢字は雷が落ちると稲などの作物がよく育つことから
由来してると言われております。
わたし達も、美しい日本の自然に対して
もっと敬意を示すべきではないでしょうか。
Flash計画
今月は何かと時間に追われる日々が続いております。
少々停滞しておりました、申し訳ありません。
さて、サイトのほうですがFlashについて色々勉強してきたので
イラストの展示をFlashにしてしまおうかと考えております。
そしてあまり意味のなかったサイトのトップページには
ちょっとしたお遊びの要素を…。
うふふ。
先日、劇団四季の『ライオンキング』を初めて見に行きました。
予約が先月の八月だったのですが、そのおかげで
最前列の特等席で見られました。
動物を抽象的な表現にして上手く原作を再現しているなあと
改めて感動いたしました。
長い間愛され続けるミュージカルというのも、うなずけます。